2025年の年初から年末にかけて、散発的にではありますがLPICとLinuCのレベル3を取得しました。取得したのはLPICについては300・303・305、LinuCについては300・303・304の計6試験になります。
なおLinuCのレベル3は現在、新試験との並行実施期間になっていますが、この記事では試験のバージョンによらない勉強法について述べていきます。
この記事の前提
この記事はレベル3の合格体験記なので、レベル1・レベル2については既に合格済みで、Linuxについての知識があることが前提となります。知らない人のために一応補足しておきますと、レベル2認定の前提条件にレベル1の有効な認定、レベル3認定の前提条件にレベル2の有効な認定というのがあります。Linuxの知識がない状態で、この記事の方法では合格が難しいことを一応お断りしておきます。
学習教材
学習教材についてはping-t一択になります。というのも、最新バージョンが反映された書籍が販売されていないからです。これらの試験には参考書である小豆本、問題集である黒本やスピードマスターという定番があるのですが、レベル3の最新版は出版されていません。
ちなみにping-tとは、Cisco/LPIC/LinuC/Oracle等の問題集を定額で利用出来るようにした、ウェブ問題集サイトです。解説もしっかりしており、長期で契約すると月あたりの料金がかなり安くなります。
また300についてはping-tも最新バージョンには更新されていないのですが、ping-tの問題集に加えて不足分の情報を補うだけで合格は可能です。何が必要かはping-tに投稿されている合格体験記に載っているので、そちらを参考にすると良いと思います。
勉強方法
勉強方法ですが、ping-tの問題集を何周もして完璧にするだけで合格は可能です。ちなみにping-tのレベル3の問題集は大体500問あります。自分はいつも4~5周して98%以上に仕上げて受験に臨みましたが、これで7~8割取得は堅いです(300以外)。
周回のスケジュール
自分の場合ですが大体いつものパターンですと、最初の3日間で全ての問題を解説を見ながら解きます。次に2日間くらいで2周目を実施し、解説が頭に残っていないもののみ見直します。その次の日には3周目を行いますが、解説も見ませんし解答も結構頭に入っているので、1日あれば終わります。実際ここまで計算上は6日掛かっていますが、実際はもう少し早く終わることが多いので、その場合6日目にももう1周します。そして試験当日、試験はいつも午後からを予約して、午前中に駄目押しでもう1周します。
重要なのは、集中して行うということです。時間をかけるほど2周目を行った時に最初の方の問題は忘れていますし、短期で行えば、最後の1周は例え500問以上あっても2時間あれば解けます。この方法で、これら6つの試験を殆ど1週間、長くて10日で取得しました。
この方法で合格出来る理由
ping-tの問題がそのまま出るわけではないのに、このやり方で本当に取れるのかと思う人もいると思います。しかし問題と解答のセットを覚えているのではなく、解説の内容を覚えているから、この方法で合格出来るのです。
最後の1周は覚えたことを呼び覚ますために行っているので、正答率はたいして意味はないのかもしれません。問題から解答を思い出すことによって、解説を覚えた脳の部分が刺激されて、記憶が強化されるのではと思っています。
やらなくて良いこと
模擬試験
多くの人が勘違いしている勉強法として、ping-tの問題集では模擬試験が受けられるのですが、模擬試験をやる必要は全くありません。やたら模試の点数を気にする人がいるようですが、その模試の点数はあなたが実際取れる点数の目安にはなりません。
模擬試験とは実際の試験と同じ数の問題を、同じ制限時間内に解答するというものです。これが必要なのは、タイムマネジメントが必要な試験のみです。例えばTOEICや英検、もしくは情報処理試験の高度試験といった試験がこれに該当します。更に英検や情報処理試験の高度であれば過去問が入手可能なため、模擬試験の結果から現在の実力判定が出来ます。よって過去問が入手不能かつ時間の余るLPIC/LinuCにおいては、模擬試験をやる意味はありません。
また模擬試験は既定の問題数を解き終わるまで、解答を見ることが出来ません。模擬試験でなく1問ずつ解答をチェックすれば、どう考えて間違えたのか、または正解した問題でも実際には考え方が違っていたとか、忘れていた問題もその場で確認することが出来ます。模擬試験の場合は何故間違ったのかを後から思い出す必要があり、余程記憶力のいい人間でないと正確には覚えていないと思うので、そういった意味でも効率が悪いです。
コマ問
ping-tにはコマ問というコマンド入力の問題もあるのですが、これは不要です。LPIC/LinuC共にコマンド入力問題が何問か出題されるので、その対応として、ping-tにはコマ問という通常の問題集とは別の問題が付いています。しかしコマンド入力問題は、通常問題の解説を見ていれば解ける問題も多く、コマ問は全問題の回答を覚えるのに非常に時間がかかるため、圧倒的にタイパが悪いと思います。また通常問題を仕上げていれば、例えコマンド入力問題を全問落としたとしても、合格レベルには十分届きます。
まとめ
LPIC/LinuC レベル3はping-tの問題集を短期集中で何周もするだけで合格出来ますし、模擬試験やコマ問に取り組む必要もありません。集中して解説の内容を覚えれば、短期間で取得出来る試験だと思います。

コメント