(資格試験の効率的な取得方法)で書いた通り、今回はCCSPという資格の合格体験記を記載します。
ちなみにこの資格は、今年の1月下旬に取得しました。
CCSPとは
CCSPは、ISC2が認定するクラウドセキュリティの国際資格です。
ISC2は情報セキュリティ分野で知られる国際的な資格認定団体で、代表的な資格にCISSPがあります。CISSPが情報セキュリティ全般を幅広く扱う資格であるのに対し、CCSPはその中でもクラウドセキュリティに特化した資格です。
クラウドサービスを安全に利用するためには、サーバーやネットワークの知識だけでなく、データ保護やアクセス管理、クラウド基盤の設計、アプリケーションセキュリティ、運用、法規制やリスク管理まで含めて考える必要があります。CCSPは、そうしたクラウド環境におけるセキュリティを体系的に理解していることを示す資格です。
またCCSPは、試験に合格するだけで正式認定される資格ではありません。認定を受けるには、一定年数のIT・セキュリティ分野での実務経験が必要です。この点は、試験合格だけで資格取得となる一般的な資格とは大きく異なる特徴です。
つまりCCSPは、ISC2が認定する国際的なクラウドセキュリティ資格であり、知識だけでなく実務経験に裏付けられた専門性を示す資格といえます。
使用教材
LearnZapp
今回の勉強期間は3週間でした。
最初の1週間位は、LearnZappというISC2公式の試験対策アプリをやっていました。他の方のCISSPやCCSPの合格体験記を読んでみると分かりますが、これを勧めている人も多いです。
しかし自分は、LearnZappを全く勧めません。
何故ならばLearnZappをGoogle翻訳すると、意味不明な訳や、時には正反対の意味に訳すことが非常に多く、物凄く使い勝手が悪かったからです。英語が得意で英文をそのまま読解出来る人なら問題ありませんが、日本語翻訳が必要な人は使わない方がいいと思います。
CCSP公式問題集
ここは素直に、公式問題集を使うべきです。
CCSP公式問題集のKindle版は問題番号がリンクになっており、問題番号をクリックするとその問題の答えのみが下からせり上がるモーダルで表示されるようになっています。いちいち答えのページに移動する必要がなく、かなり使い勝手のいいものでした。
ドメインは6つあり、公式問題集は各ドメイン100問ずつと125問の模試が2つで、合計850問あります。
LearnZappは確か1500問程度ありましたが、公式問題集に載っていてもLearnZappにはない問題もあるようでした。
学習の進め方
公式問題集に限定すると、当初は1日に1ドメインをやって、次の日に復習で前日にやったドメインと新たなドメインを行いました。最後の日は復習も併せて行ったので、6日で6ドメインを完走しました。
次は2日かけて、6ドメインの復習を行いました。その時点で正答率は96%でした。
翌日に模試2つを行いましたが、初見での正答率は80%。
試験前日に模試も含めてもう一度全ての問題を通しで解いてみましたが、その時の正答率は98%でした。
試験予約
試験日は、ある程度どのくらい勉強すれば合格レベルに到達するか確認してから予約しようと思っていました。ところがいざ予約しようと予約画面を見ると、かなり先の日しか空いていませんでした。
何度も確認することでキャンセルによる空きを見つけましたが、朝8時からとかなり早い時間しか予約出来ませんでした。
本当は2週間程度で受験したかったのですが、試験予約が出来なかったため、結局受験するまでに3週間かかってしまいました。
CAT方式とは
ところでこの試験は、CAT方式です。
CATとは、受験者の解答状況に応じて出題される問題の難易度が変わる、コンピューター適応型の試験方式です。CCSPでは100〜150問の可変形式で出題され、一度回答した問題を後から見直すことは出来ません。
CAT方式では、正答が続けばより難しい問題が出題されやすくなり、誤答が続けば比較的易しい問題が出題されやすくなります。ただし単純な正答率ではなく、それまでに出題された問題の難易度と回答結果から受験者の能力を推定し、その能力を測定するのに適した問題が選ばれます。
試験当日
実際の試験では、最初の数問から公式問題集のような知識問題ではなく結構難しい問題が続いたので、順調に進んでいると感じました。
60問目から70問目あたりで、いきなり簡単な問題が3問連続して出題されて「あれっ」と思いましたが、その3問を除いてその後も難しい問題が続きました。
100問目の時点で140分以上使っており、最大問題数である150問を解くためには少し時間が足りない状況でした。
しかし難しい問題が続いたことから、てっきり100問で終わると思っていたのですが、101問目が出題されました。思ったより出来が悪かったのかもしれないと思い直し、ここからはペースアップして回答する必要があると考えました。少し急いで101問目を回答し終えると、試験はそこで終了しました。
見落としでなければ合格等の表示はなく、すぐにアンケートの回答に入りました。アンケートが終わっても合否の表示はなく、受付でレポートを貰うまで合格したことは分かりませんでした。
結果として難しい問題が続き、101問目で試験終了、合格ということで、割と余裕で合格したようでした。
リテークオプションについて
公式問題集を使い始めてから、10日間での合格でした。正直公式問題集のみで合格出来る試験ですし、自分と同じやり方をすれば2週間あれば余裕の試験だと思います。
ちょっとビビッて、リテーク無料オプションを3万円払って付けたのですが、今思えば非常に勿体ないことをしたと思います。
まあ試験のレベルというのは受けてみるまで分からないので、いつもはどの程度の勉強で合格するのか念入りに情報収集をするのですが、そもそもホルダーが少ない試験なので、十分な情報を得ることが出来ませんでした。ただ余程のことがない限り、CCSPにリテークオプションは不要だと思います。
認定手続き
通常CCSPの認定には、最初に書いた通り実務経験が必要で色々手続きが面倒なのですが、自分はCISSPを持っているので手続きは不要でした。
最低2営業日掛かるようなことをどこかで読んだ記憶があるのですが、金曜日の朝に受験、夜に手続きをして、土曜日の昼に見た時には既に認定されていました。
まとめ
- CCSPは、公式問題集を1冊仕上げれば取得出来る試験
- ある程度セキュリティやクラウドの基本が分かっていれば、他に教材は必要ない(そもそもそのような基本が分かっていない人は、この試験を受験しないと思います)
- LearnZappは英文をそのまま読める人には有効だが、日本語翻訳を使わなければならない人には向いていない
- Peace of Mind Protection(2回目の試験無料)は、CCSPでは必要ない

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